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砥石

「Michel BRAS」の切れ味を保つ、理想的な砥石

「Michel BRAS」の刃体を常に理想的な状態に仕上げていただくために、キメの異なる二種類(1000番と3000番)の砥石をセットにしました。1000番の面で研いだ後、よりキメの細かい3000番の面で仕上げることで、鋭く繊細な切れ味が保てます。 3000番は、特殊な製法によって、人造砥石と天然砥石の優れた部分だけを融合させているため、精度の高い刃先に整えることができます。 「Michel BRAS」の切れ味と繊細さにふさわしい砥石です。

平砥石(人造砥石)

  • サイズ: 205mm(長さ)×70mm(幅)×30mm(厚み)
  • 重量(パッケージ無): 915〜935g

Movie: Whetstone

−人造砥石と天然砥石の良さをあわせ持つ、3000番の素材と製法−

包丁を研ぐということは、厳密には、砥石の表面に並んでいる砥粒(とりゅう)という研磨材で、 刃体の表面を少しずつ削っていく作業です。 人造砥石と天然砥石では、その砥粒の状態や、メリットやデメリットも異なっています。 その違いを簡単にまとめると次のようになります。

人造砥石:
一般的な人造砥石の場合、砥粒は、結合剤(接着剤)で固められています。 人工的にまとめられているため、砥粒の大きさや分散性が均一で、研ぎ上がりが安定するメリットがあります。ところが、一方では、研ぐことには直接必要のない結合剤が、研ぎ汁の中に流れ出てしまうので、 目詰まりを引き起こしたり、研磨焼け(刃体が熱を持って硬度が下がってしまう状態)の原因と なったりしてしまいます。

天然砥石:
自然の地層から削り出された天然砥石の場合は、 人造砥石の結合剤が原因となる目詰まりや研磨焼けなどは起こりません。しかし、自然のものであるために、人造砥石に比べると砥粒の大きさや分散性の均一さを欠いており、 研ぎ上がりが不安定になってしまうこともあります。

この3000番は、そのような人造砥石と天然砥石の両方から、優れた性質だけを生かして作り上げられました。結合剤を一切使用せずに、粒径が小さくて均一な砥粒を圧縮して焼成する、 従来の人造砥石とは異なる新しい製法です。 目詰まりや研磨焼けの心配がない上に、高密度で配された均一の砥粒が、 非常に優れた研磨力を生み出しています。