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Michel BRAS STORY |
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ライヨル・ナイフの起源は、14世紀ごろからオーブラック地方の牛飼いたちが日常的に使用していた、「カピュシャドウ」という短刀にあります。牛飼いたちは、この短刀をベルトに引っ掛けて携帯し、木を削ったり、パンやチーズを切ったりしていました。一日の労働が終わると、それを十字架のかわりに大地に刺して、夕べの祈りを捧げていたと伝えられています。
現在のライヨル・ナイフは、19世紀初頭に、ピエール=ジャン・カルメルスというライヨルのナイフ職人によって考案されたものが原形です。当時この地には、伐採などの仕事のために、多くのカタロニア人たちが滞在していました。彼らは「ナヴァハ」と呼ばれる曲線状の折り畳み式ナイフを使っており、カルメルスは、「カピュシャドウ」の流れをくむ伝統的なライヨル・ナイフと、その「ナヴァハ」とを融合させる形で、美しく機能的なナイフを作り上げたのです。 20世紀に入ると、職人たちの手作りによるライヨル・ナイフは、大工場で量産されるナイフにおされて衰退してしまうものの、1981年には「ライヨル・ナイフ協会」が設立され、現在ではライヨル・ナイフの誇りと伝統が見事に蘇っています。 |




